〇 紅葉ライド 明神峡へ 〇
季節外れの暖かい日が続きます
紅葉のシーズン真っ盛りですね
足を延ばして「明神峡」まで行ってきました
明神峡とは…あまり詳しくはなかったので調べてから行きました
場所は春野のさらに奥、気田川沿いに位置し
春野町勝坂から水窪町門桁までの渓谷のことです
通行止めにより白倉峡へのアクセスが限定されているので今回はコチラを選択
スタートは春野ふれあい公園駐車場
目的地へ行って帰るだけであれば、もっと上流側にいくつかの駐車場があります
そっちのほうが楽ですし、おいしいところだけ走ることもできます
ロードの人は家から自走しちゃうのかもしれませんね
今回余裕があれば、明神峡→山住峠→スーパー林道の周回もありかな?
と考えていたので、雲名橋からも近いこちらの公園から
もしも周回すると90㎞弱あり、基本山間部なので登りも多いことから
多少余裕をもって出発したつもりでしたが…
スタートからは気田川沿いに北上を続けます
帰りに気づいたのですが、行きは追い風参考だったみたいで、やけに進みが良かった
このあたりは川幅も広く急流ではないので、緩やかに登りながら勝坂まで向かいます
途中いくつかの集落があるのですが、勝坂まで来ると山が近くなり川幅も狭くなってきます
車できてもすれ違いが困難な箇所も多くあります
ここまでの過程の中では「小石間隧道」も一つのハイライトになると思いますが
自転車に乗っていると、トンネルは恐怖以外の何物もないので
ライトとテールライトを煌々とつけダッシュで通過するだけです
山間部のサイクリングはトンネルがあるので、明るいライトと目立つテールライトは必須です
道中、自転車とはいえ、ブラインドコーナーも多いので、スピードに注意が必要です
行きは車(下り側)にスピードが出ている場合が多いので、見えたらすぐに路肩によります
私はMTBなので路面状態に気を配る必要はありませんでしたが
こぶし大の落石や雨後の水たまりや下に何があるかわからない落ち葉の塊など
決して路面は良好とは言えませんので、タイヤが細い自転車は緊張感が必要だと思います
そういえば…今回、サイクリストはすべての車種で一人も見かけずのさみしい1日でした
旧勝坂小学校
ピンクに塗られた木造校舎です
当日は校庭の銀杏の木がなんとも具合よく色づいていて
適度に葉を残しつつも、地面を絶妙に黄色に染めている感じ
散りすぎるとみすぼらしく見えてしまいますが、そのちょい手前ぐらい
映画とか想像の世界に入り込んでしまったような感覚…
振り返ってみると、ココが一番良かったかも…という場所でした
浜松市がロケ地として推しているようです
本当にいいところだと思いますので、なんかで大々的に使ってもらえるといいですね
そして聖地巡礼等々で少しでも盛り上がっていたりするとうれしいですね
下のほうに動画を貼りつけておきます
勝坂を過ぎると、さらに道は険しくなります
とはいえ舗装はされているので酷道というわけではありません
川は渓谷となり、大きな岩がゴロゴロと
景観がダイナミックになってきます
ほどなくして、観光スポットとしての明神峡に到着
写真を撮ったりなどしながらプチ休憩します
座るところもない路上なので、何となく落ち着かないですね
多少道幅もあり車を停車している方もちらほら
平日ですがこんな山奥にも関わらず車やバイクと何台も遭遇しました
ドライブ、ツーリングには良いところなのではないでしょうか
サイクリングもここまでであれば、特別に体力はいらないかもしれません
車種もクロスバイクなどスポーツタイプであれば十分可能と思います
この奥まで行くんだと体力と準備(水分や補給食など)が必要ですかね
さて問題はここからです
基本的には山住峠に向かうつもりは90%なかった…
のですが、時間的に余裕がありそう(12:30分ぐらい)
とても暖かく、コンディションもよい
あとは何となく来た道戻るのは口惜しい気がするので
行けるところまでということで、さらに奥へ足を…ペダルを進めることにしました
門桁の集落までは、ここまでと変わらずゆる~く登ります
紅葉を含めた景観も素晴らしく、疲れもさほど気になりません
ダムを過ぎると峠への登坂が始まります
当たり前ですが、まあまあの坂が待っていました
ここまでゆる~くながらも30㎞近く登ってきたので、結構足に来ているようです
にもかかわらず、意地でも行ったれという気持ちが大きくなり始めます
ここら辺から気持ちと体力が反比例し始めてくるのですが
取り合えず淡々とペダルを回すことに集中し
余分なことを考えずに進みます
(体力的に厳しくなってきていることから目をそらしているともいう)
何となく標高も上がりつつあるのを、周囲の山々を見ながら実感しつつ
あのコーナーの先にゴール峠があると何度も言い聞かせ続け…
気づくと時刻が15時手前になっていました
ここでちょっと正気に戻り始めます
そう冷静に…逆算を始めます、最近の日没は17時ぐらい
GPSで位置を調べると峠までの坂はちょうど半分のところで残り3km強
ここまで1時間近くは登っていた…登り切ったとしても
スーパー林道を走っている途中で、日没を迎えること可能性が高い
ハイッ!!撤収!!
最後3㎞を残しての勇気ある撤退(笑)とでも言いましょうか
登山も登頂した後の下山が…って話があると思うのですが
アスファルトの下りは本当に注意が必要です
路面状態、対向車の有無、スピードの加減などなど
おかげで大事にならずに帰宅に成功しましたとさ…めでたしめでたし
帰宅して調べる限り、山住峠の坂は距離が約6.7㎞で勾配8%になるようです
あの時点で余裕をもって登りきる力はなかったようです
スケジュール的にも周回できる余裕もありませんでしたし
補給等の準備も足りなかったと思います
正直、また行こうとか、リベンジしようとかは今のところ一切思わないです
同じルート行くならE-BIKEでいい…、いやE-BIKEがいい!!
話を戻すと、旧勝坂小学校は良いところでした
ココまでなら季節ごとに何度きてもよい、とすら思う
浜松市観光交流課「nakatajimadune」の動画を貼っておきます
※もし動画の貼り付けがご迷惑な場合お店のほうにご連絡ください、削除いたします
動画は夏なんですね、緑に囲まれた感じも素晴らしい
来年も暑いんだろな…夏
E-BIKEなら来れるな、暑くても
紅葉は見頃が短いかもしれません
気になった方は今週末ぜひ!!
その際には旧勝坂小学校もぜひ!!
道中お気をつけてどうぞ!!
セオサイクル浜松店 鈴木
補足
勾配8%ってどれくらい?どういうこと?
勾配1%は100M水平移動して1M 垂直距離が上がることです
具体的には…
浜松学院の坂(旧興誠の坂)といわれるところ、お店の近辺でローカルに名を馳せる激坂?ですが
そうです「中沢町」の交差点から「浜松学院高校前」の交差点までの500Mほどの坂です
あそこで勾配6%弱だそうですよ
ちなみに6.7㎞ってどれくらい?
遠州鉄道「新浜松駅」→「さぎの宮駅」がそれぐらい
具体的に想像できる人が少しでもいればうれしいです